出来る限りお肌はきれいな状態を保ちたいものですが、スキンケアに凝るとお金がかかるし、手入れも面倒なイメージがありますよね。
しかし、ミニマリストはスキンケア方法がシンプルなのに、美肌をキープしている人が多いです。
今回は、そんなミニマリストのスキンケア方法の特徴や、実際に使っているスキンケアアイテムをご紹介していきます。
ミニマリストのスキンケアの特徴
ミニマリストはスキンケアの方法もシンプルです。手順は減らして、使うスキンケアアイテムも最小限。それでも、しっかり美肌をキープできる秘密があります。
クレンジングを使わない派が多数
ミニマリストは、お化粧を落とすときにクレンジングオイルを使わない人がほとんど。クレンジングは洗浄力が強く、肌にかかる負担が大きいです。本来肌に必要な成分まで落としてしまうこともあります。
クレンジングを使わなければ、肌へのダメージも減らせて、洗面用品も少なくてよくなり、さらに洗顔が一度で済むので時短にもなります。
そのため、化粧品は石鹸でオフできる自然由来のものを使う人が多いです。クレンジングを使わないから肌の負担が少なく、化粧品も肌に優しいものを使うことで、日ごろから肌を労わることに繋がります。
普段から肌へのダメージが少ないため、シンプルなスキンケアで美肌がキープできる、というのが、ミニマリストの美肌の仕組みと言うことですね。
スキンケアアイテムは最小限
ミニマリストはスキンケアのアイテムを増やさず、最小限に留めています。何でもかんでもケア用品を追加するのではなく、余計なものを減らす引き算の工夫をしているのです。
そのため、パックやブースターなど補助的なアイテムは使っていない人がほとんど。自分の肌に合った使いやすい基礎化粧品だけでスキンケアするのが基本です。
一時、ミニマリスト界隈で話題になったスキンケア方法に「肌断食」というものがあります。基礎化粧品を使わずメイクもしないことで、肌本来の活力を取り戻すというスキンケア方法です。
毛穴が目立たなくなった、肌がきれいになったという声がある一方、余計に肌が荒れたという声も少なくありません。また、肌がきれいになったという人も、実感が持てるまで1年以上もの時間がかかっている場合があります。
化粧品を減らせるためミニマリストにぴったりのスキンケア方法である一方、人によって合う合わないがあり、ミニマリストの中でも実践している人は少ないようです。
ミニマリスト愛用のスキンケアアイテム
ミニマリストがよく使っているスキンケアアイテムは次の通りです。
- 無添加の固形石鹸
- 化粧水
- 乳液
- 保湿クリーム
- ワセリン
この中から肌に合うものを2つか3つ組み合わせて使っているミニマリストが多いです。それぞれ具体的に紹介していきます。
無添加の固形石鹸
固形石鹸はチューブ状の洗顔フォームなどに比べて、余分な成分が入っていないことが多く、肌に必要な成分を保ちつつ汚れを落としてくれます。
固形石鹸で肌に負担をかけず優しく洗うことで、乾燥肌やニキビの改善が期待できます。
化粧水
高価なものよりもバシャバシャ使える安くて大容量なものを愛用している人が多いです。手に入りやすい豆乳イソフラボンシリーズの化粧水やナチュリエのハトムギ化粧水、無印良品の化粧水など、定番のものが好まれている傾向にあります。
化粧水は、価格よりもケチって必要な量の化粧水を使わないのが最もよくないと言われているため、たくさん使ってもコスパの良いプチプラアイテムが人気です。
乳液
化粧水が乾いてしまうのを防ぐため、保湿クリームか乳液のどちらか片方を使っているミニマリストが大多数。
こちらも安いものでも十分保湿してくれるので、ドラックストアなどで買えるプチプラなものが人気です。
保湿ジェル
保湿力が高く、乾燥肌の人に支持されているのが保湿ジェルや保湿クリーム。1つで色々なスキンケアを兼ねる高機能なものもあり、時短したい人におすすめです。滑りが良いので、顔のマッサージにも使えます。
ワセリン
ワセリンは保湿成分や美容成分などが含まれない、天然由来のオイルでできています。医療現場などでも利用されているほど、肌が弱い人でも安心安全に使えるアイテムです。
化粧水のようにお肌にうるおいや栄養を補うような働きはありませんが、肌の表面を保護して乾燥や外部の刺激から守る効果があります。
クレンジング不要のおすすめコスメ
石鹸だけでオフできるおすすめ化粧品を、下地から順番にご紹介。
エトヴォス ミネラルUVグロウベース
石鹸メイクオフ派から圧倒的な支持を得ているエトヴォスの下地。シリコンや鉱物油、石油系界面活性剤などを一切使っておらず、低刺激処方で肌に優しいのが特徴です。
素肌っぽさを残しつつ、ツヤ感のある仕上がりになります。さらにUVカット機能も備えていて、日焼け止めを塗らなくてもある程度紫外線を防いでくれます。
MIMC ミネラルリキッドファンデーション
オーガニック成分を使用して、石油系成分や合成防腐剤など、肌に余分な成分を極力省いたリキッドファンデーション。白樺水やハーブエキスなど天然の美容成分が肌にうるおいを与える処方なので、メイクしながらスキンケアしているような感覚で使えます。
UVカット機能が備わっている上、化粧下地がなくてもそのまま使えるので、メイクの時間を短くすることが可能です。
イニスフリー ノーセバムミネラルパウダー
あぶらとり紙並みと言われるほど皮脂の吸着力に優れていて、大ヒット中のルースパウダー。赤ちゃんのようなサラッサラのお肌になれます。
天然由来のミネラル成分を含んでいるのでお肌にも優しいです。コンパクトなパッケージなので、バッグの中身を減らしたいミニマリストにもおすすめ。
24h cosme 24ミネラルスティックカラー
1本で口紅、チーク、アイカラーに使える多機能なコスメです。化学成分0%で、天然ミネラル成分を使って色味を出しているため、敏感肌の人でも安心して使えます。
これだけで3役もこなせるので、コスメの節約にも。バッグに入れておけば色々な部分のお化粧が直せてとても便利です。
オンリーミネラル ミネラルピグメント
お湯でオフできる数少ないアイシャドウのひとつ。カラーバリエーションが豊富なので、色々なニュアンスのアイメイクを楽しめます。(パレットは販売していません。※2020年3月時点)
細かいラメがぎっしりで、塗るとキラキラ輝くような質感が楽しめます。発色も良く、お湯で落とせるとは思えないほどしっかりアイメイクが楽しめます。
エトヴォス ミネラルクラッシィシャドー
パレットのアイシャドウが欲しい時はこちらがおすすめ。うるおい成分や肌荒れ防止成分が配合されていて、目元が乾燥しやすい人や敏感肌の人でも安心して使えます。
ベーシックな色でまとまっているので捨て色がありません。グラデーションも作りやすいです。定番のブラウン系からピンク系、ブルー系とカラーバリエーションが豊富で、パーソナルカラーに合わせてパレットを選べるのもポイント。
UZU アイオープニングライナー
かつて美容好き女子達がこぞって買った、フローフシのモテライナーの後継にあたるコスメ。乾いた後にこすったり水をかけたりしても落ちませんが、お湯で洗うとスルっとメイクオフできる優れものです。
持ちやすい八角形のフォルムに、大和匠筆の職人が手がけた筆を使っていて、今までにない書き味の良いアイライナーになっています。アイライナーとは思えないほどカラーが豊富なので、メイクによってアイラインの色を変えて使うことが可能です。
イミュ デジャヴュ ファイバーウィッグウルトラロングF1
ベストコスメ賞3冠を達成したベストセラーのマスカラ。つけまつげ並みに盛れるけどパンダ目にならず、さらにお湯でオフできるという最強の使い心地で、根強い人気を誇ります。
オンリーミネラル ミネラルルージュ
天然由来成分100%で作られたグロスです。石鹸でオフできるのに色持ちがよく、発色も良好。くすみをカバーして血色の良い唇に見せてくれます。7色展開なので、複数買って服や気分で使い分けもOK。
唇が乾燥しやすく、普通のリップを塗ると皮がむけてしまうという人でも、荒れずに使えたと好評です。
肌をきれいに保つ習慣
肌をきれいに保つ方法はスキンケアだけではありません。肌の状態には、生活習慣や食事も密接に関わってきます。
スキンケアと合わせて行いたい、美肌のための習慣をご紹介。
日焼け止めをサボらない
肌の老化の8割は、太陽光に当たったことが影響していると言われています。
太陽光はシミやシワ、たるみなどの大きな原因になるため、日焼け止めは常に使うよう心がけましょう。
日焼け止めは、乳液タイプやクリームタイプ、ジェルタイプがおすすめです。少し塗るのが面倒ですが、必要な量をしっかり塗布するなら一番確実。スプレータイプは気軽に使えるものの、必要な量しっかり使えているかどうかがわかりにくいので、補助的に使うのがいいでしょう。
質の高い睡眠をとる
肌の代謝(ターンオーバー)は睡眠中に活発に行われます。特に22時~2時はゴールデンタイムと言われていて、最もターンオーバーが活発です。そのため、健やかな肌を保つためには夜更かしせず、なるべく22時までに寝るのが推奨されます。
また、眠る際は副交感神経を優位にするため、できるだけ光や音の刺激を避けるようにしましょう。スマホやPCを見ると交感神経が刺激されて目が冴えてしまうので、就寝1時間前にはこうしたものを使わないよう気を付けた方が、質の良い眠りになります。
食べ物に気を付ける
肌の状態は食べ物にも左右されます。脂質や糖質の多いものを食べすぎたり、ビタミンやタンパク質が不足したりすると、ニキビができやすくなってしまいます。
- チョコレート
- インスタント食品
- 揚げ物
- 生クリーム
- アイスクリーム
反対に、肌をきれいにするのに良い食べ物もあります。ビタミン、たんぱく質、硫黄、亜鉛などは肌の乾燥や皮脂の過剰な分泌を抑える働きが期待できるので、これらを豊富に含んだものを選びましょう。
また、適度に水分を補給して体を内側から潤すことも大切です。最低でも、1日1リットル以上は水を飲むのが望ましいと言われています。
- トマト
- パプリカ
- バナナ
- 鶏ササミ
- レバー
- ツナ缶
- サバ缶
- 牡蠣
いずれも肌に良い成分を豊富に含んでいる食べ物です。食品ごとの栄養素にについては、こちらの記事で詳しく紹介されています。
まとめ|ミニマリストは肌に優しいシンプルスキンケア
ミニマリストは、クレンジングを使わず、シンプルな基礎化粧品でスキンケアをしていることがわかりました。その分、化粧品は肌に負担をかけず、石鹸でオフできるものを普段から使っています。
肌の負担を減らすから、基礎化粧品がシンプルなものでも問題なくなり、結果としてシンプルなスキンケアでも美肌をキープできるようになっているのかもしれませんね。
ミニマリストはあれこれプラスするスキンケアではなく、無駄を省いて本当に必要なものだけを残す「引き算のスキンケア」を実践しているとも言えます。
スキンケアに悩んだら、化粧品を買い足すのではなく、ミニマリストにならって不要なものを減らす方法に切り替えてみてはいかがでしょうか。