と考えた時に、丁度良い部屋の広さや、無くてもいいものって何だろう、逆に持ってた方がいい物って何だろう?といった疑問が尽きませんよね。
今回は、実際に一人暮らしのミニマリストがどんな部屋に住んでいるのか、インテリアや持ち物のにどんな工夫があるのかをご紹介していきたいと思います。
ミニマリストの一人暮らしなら1Rや1Kでも快適
まず間取りですが、ミニマリストの一人暮らしならワンルームや1Kでも十分快適に過ごせます。
部屋の面積が狭く、収納スペースがあまりないため敬遠されがちですが、持ち物が少ないミニマリストであれば問題ありません。
一般的に一人暮らしの部屋の面積は25平米程度が目安とされていて、これを下回る面積の場合は相場より安い家賃で部屋を借りられることがあります。1Rや1Kの部屋の専有面積は15~20平米が一般的で、家賃を抑えて節約したい人にもぴったり。
25平米以下の部屋は駅に近い場所にも多いので、アクセスの良い部屋が見つかりやすいというメリットもあります。部屋の面積にこだわらなければ、主要駅の駅チカで穴場の物件を見つけられるかも?
1K:3.00万円~11.80万円
ワンルーム:3.40万円~13.20万円
参考サイト:CHINTAI
https://www.chintai.net/rent/tokyo/area/1k/
https://www.chintai.net/rent/tokyo/area/1r/
一人暮らしミニマリストのインテリアの工夫
部屋が狭い分、置いておく家具などにも限りがあります。ミニマリストはどんな工夫をしているのでしょうか。
リビングのインテリアの工夫
まずは住居のメインのスペースとなる、リビングのインテリアの工夫を見ていきましょう。
あえてクローゼットに服を入れない
服が少ないミニマリストの中には、あえてクローゼットに服を入れず、ハンガーラックや突っ張り棒を使って外に出している人もいます。
本当に服の少ないミニマリストの場合なら、クローゼットに服を一切入れず、ハンガーラックに吊るすだけで完結させることもできます。靴下や下着などのこまごました衣類は、小さめの衣装ケースやBOXを使ってラックの下に置いておくと機能的です。
服を毎回畳むのがおっくうに感じる人も、着用頻度の高い服をハンガーに吊るして外に出し、季節でないものはクローゼットに入れておくと手間を省けるのでおすすめ。
1Rや1Kの部屋の収納スペースは限られているので、クローゼットが小さかったり、全くなかったりすることもあります。そんな時に便利なテクニックですね。
寝具はなるべく布団かマットレスを活用
特別寝心地にこだわりがある場合でなければ、ベッドを置かずに布団かマットレスを使うとかなり部屋をすっきりさせられます。
一般的なシングルベッドのフレームは横幅97cm、縦幅195cmほど。面積で言うと2平米弱を専有することになります。1Rや1Kの部屋の面積は、お風呂やトイレ、キッチンなど込みで15~20平米であることを考えると、ベッドを置くだけでリビングが大分狭くなってしまうことが想像できますよね。
フレームなしでも快適に寝られて、使わない時は折りたたんで置ける省スペースなマットレスや布団は、ミニマリスト界隈のトレンドグッズと言っても過言ではありません。
収納を増やさない
収納の増設は余計なものを増やす原因です。ミニマリストはなるべく収納は増やさず、物を捨てる方向で整理整頓しています。
どうしても収納を増やしたい場合は、吊るせる収納を活用するのがベター。床に置くようなものだと、どうしても圧迫感が出てしまったり、物が多く見えたりしてしまいます。
机や椅子はライフスタイルに合ったものを
おそらくリビングでメインの家具になるのは机や椅子ですよね。狭い一人暮らしの部屋では、一番長い時間を過ごす場所にもなるので、ライフスタイルにあったものを選びましょう。
- パソコンを使って作業する時間の多い人:PCを置くのに丁度良い高さのデスクと椅子
- パソコン作業をあまりしない人:ローテーブルを床に直置きでも問題なし
- 極限まで部屋を広く見せたい人:机も椅子も、使わない時しまえる折りたたみ式
テレビに関しては、持っていないミニマリストが多数派。テレビ台や配線のゴチャゴチャを気にしなくてよくなるのと、スマホやPCがあれば事足りると考える人が多いようです。
自分が部屋でどう過ごしたいか、イメージを膨らませながら検討してみましょう。
キッチンのインテリアの工夫
1Rや1Kのお部屋のキッチンはとにかく狭いです。限られたスペースにきちんとモノを収めるテクニックをご紹介します。
かさばる食器は最小限に抑える
プレゼントや引出物、景品など、事あるごとにもらいがちな食器。自分で買わなくてもいつの間にか増えていることってありますよね。
でも、一人暮らしで使うお皿の量はたかが知れてますよね。自炊をちゃんとしている人でも、7つあれば食器が足りなくなることはありません。
お客さんが来た時のために多めに備えている人もいるかもしれませんが、来客時は紙皿など使い捨てのお皿で事足ります。食器類はかさばるので、自分が使う分だけ、最小限の枚数だけ持つようにしましょう。
調理家電を見直す
使用頻度の低い家電や、代替できる家電は思い切って捨ててしまうのもアイデアの1つです。
大きいのはもちろん、床に直置きするわけにはいきませんから、家電を置く用の棚も必要になり、何かと場所をとります。うまく無すことができればかなりキッチンがスッキリ見えるようになるでしょう。
例えば1人分のご飯なら、炊飯器がなくてもお鍋やキッチンツールを利用して作ることができます。また、オーブンやトースターは、電子レンジの機能に備わっていれば代用することもできます。
見直してみると、わざわざ置いておかなくても良い家電があるかもしれませんよ。
シンクの下やコンロ下の収納を最大限活用する
狭いキッチンの場合、収納スペースがシンクの下かコンロの下にしかないことがほとんど。このスペースを有効活用できるかどうかが、キッチンの収納のキモです。
シンク下やコンロ下の収納スペースの場合、まず無駄に高さがあることが多いので、収納棚やつっぱり棚を活用して目一杯の高さまで棚を作ります。水道管などの障害物を避けて置けるタイプだと、スペースを無駄なく使えるのでベスト。
他にも、ボックスを置いて仕切りを付けたり、ドアの内側にフックを引っ掛けて調理器具をしまえるようにするのもおすすめです。
水回りの工夫
生活感が出てしまいがちな水回りも、一工夫で一気にミニマリストの部屋らしくなります。
お風呂は銭湯スタイルで生活感を消す
銭湯スタイルとは、洗い場にシャンプーやボディーソープを置いておかず、銭湯に行く時のように、入浴する時に必要なものを一緒に持ち込むというスタイルのこと。
浴室にシャンプーボトルなどを置いておくと、水あかや石鹸カスがついて汚くなってしまいますよね。また、市販の様々なボトルが並んでいる様子は、生活感を醸し出してしまうポイントでもあります。銭湯スタイルにすれば、ボトルがごちゃごちゃすることも汚れることもなく、お風呂場の生活感を消すことが可能です。
それに、一人暮らしのお家だとユニットバスだったり、浴室が狭かったりすることが多いので、物を置くスペースも少ないです。そうした面でも、使わない時は浴室の外に洗面グッズを置いておくのが理にかなっています。
洗面器や椅子、浴槽のフタは置かない
一人暮らしであれば、こうしたものはなくても全く問題ありません。いずれも狭い洗い場をさらに狭くする上、お風呂掃除の手間や時間を増やす原因です。
ただし、浴槽に貯めたお湯を何度か使う人はフタを用意した方がいいかもしれません。一度入ったお湯にフタをしないでおくと、お湯に浮いている皮脂が湯気と一緒に飛散してしまいます。飛散した皮脂はカビの原因になるので、注意が必要です。
洗面用品は吊るして収納
狭い部屋の場合、独立洗面台がないことがほとんどですよね。洗面台がなくて歯ブラシも歯磨き粉も洗顔フォームもシェーバーもきれいにしまえるない・・・と悩む人もいるかもしれません。
そんな時におすすめなのが、吊るす収納です。壁にくっつけて使うタイプなら、ユニットバスでも洗面台が小さくても問題なく使えます。洗面台に直接物を置くと、掃除の時にいちいちどかすのが面倒になるので、吊るしておくのはとても便利です。水切れもよく清潔で、整理整頓されて見えます。
タオル類を増やさない
タオルは必需品ですが、人からもらうことも多くいつの間にか増えているもの。放っておくと必要以上に溜めてしまいます。
タオルをゴチャゴチャさせないためには、
- むやみやたらに開封しないで、少ない枚数でローテーションする
- くたびれてきたらもったいぶらずに捨てる
という2点に気を付けることが重要です。
また、1人暮らしであればバスタオルを使わずにフェイスタオルで代用することもできます。
ミニマリストの一人暮らしにあると便利なもの
無駄な物を持たず、生活が便利になるものを見極めて持っていてこそミニマリスト。ちょっと意外なものもありますが、実際にミニマリストからの「持っていて良かった」という声のあるアイテムをご紹介します。
電子レンジ
場所をとるから捨ててもいいかな?と思っている人もいるかもしれませんが、絶対に持っておいた方がいいアイテムです。
最近では電子レンジだけで完結するようなレシピも数多くあり、電子レンジがあるだけで自炊の手間をかなり軽減できます。自炊派でなくても、お惣菜を温めたり、飲み物を温めたりするのに欠かせません。
鍋やフライパンで代用することももちろん可能ですが、時間と手間が段違いです。多少邪魔でも、電子レンジを手放すのはおすすめしません。
植物
モノの少ない部屋をおしゃれに見せてくれる上に日々の癒しにもなるため、意外にミニマリストからの人気が高いアイテムです。
特に「枝もの」と呼ばれる木の枝の類は、土や肥料が要らず、水を入れた容器に差しておくだけで長く楽しめるため人気があります。観葉植物ほど値段が高くないですし(安いものだと1本100円代~)、気楽に捨てたり新しいものを買ったりできて、ミニマリスト向きです。
大抵のお花屋さんで買うことができるので、インテリアに緑が欲しいミニマリストの方は一度試してみてはいかがでしょうか。
ソファ
「ミニマリストなのにそんな大きい家具置くの?」と思われるかもしれませんが、家具を少なくしているミニマリストだからこそ、唯一のくつろぎスペースとしてソファを置いている人もいます。
外出が多い方には不要かもしれませんが、家でくつろぐ時間が長い方は、持っていると満足度の高いアイテムです。少し体を倒してスマホを見たり、ひじ掛けにもたれて映画を見たりできるのは、椅子にはない強みですよね。また、普通の椅子だとクッション性がないので、長時間座るとお尻が痛くなりがち。座ってゆっくりしたい時にはやっぱりソファがおすすめです。
クイックルワイパー
これがあればもはや掃除機は要りません。髪の毛もホコリもきれいに絡めとって床をピカピカにしてくれます。電源コードのわずらわしさもなく、女性でもすいすい動かせる軽さ、小回りの良さで掃除機に感じていたストレスを完全にフリーにしてくれます。
ラグやカーペットを敷いている人は、プラスで粘着式クリーナーがあれば完璧。クイックルワイパーには畳のお部屋用のシートもあるので、どんな物件でも活躍できます。
まとめ|インテリアを工夫してミニマリストらしいお部屋に
ミニマリストは、生活感を消してモノが少ない部屋にするために、様々な工夫をしていることがわかりました。
ライフスタイルもインテリアも自分の思い通りにできる一人暮らしは、まさにミニマリストにうってつけの環境。色々なアイデアをお部屋に取り入れて、理想のミニマルライフを実現してくださいね。